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展示会に参加する場合と出品する場合の違い

今の職場に入ってから、毎年夏に東京で開かれる展示会に参加しています。医療関係のイベントですが、規模は国内最大で期間も三日間。展示以外にも数多くのセミナーが開催され、ポイントを絞っていないと全てを詳細に見て回るのは厳しいくらい大きなものです。毎回三日間をフルに使って参加しますが、半分はセミナーへの参加です。初日の午前中は会場全体を回って、どこに何のブースがあるのかをチェックします。その日の午後は大抵講演を聞くかセミナー参加です。二日目、三日目は小さなセミナーと必ず押さえておきたいブースを回ります。初日に場所をチェックしてあるため、効率よく回ることができます。最終日の終了二時間前くらいから、あまり興味のないブースも回るようにします。何か発見があるかもしれないし、何よりもアンケートに答えてもらえるノベルティが楽しかったりします。


展示会に参加するのはそれなりに忙しくはあるものの、楽しんで参加できるのです。昔勤めていた会社では、逆に展示会に出品していました。ソフトハウスだったのですが、出品する側の場合はかなり緊張を強いられます。どんなお客さんがどんな質問をしてくるのか、ある程度予想はしているものの、それを裏切ったとんでもない質問が飛んでくることもあります。お客さんの対応は営業担当者がするのですが、技術的な質問に答えるために開発部門のスタッフも常にブースにいます。開発部門のスタッフは営業部門のスタッフとはまた違う緊張感を持っています。ソフトウェアの説明は基本的に営業担当者が操作しながら説明するのですが、お客さんの中には、自分で触ってみたいとおっしゃる方がいるのです。営業担当者の立場からすれば、その要望に応えないわけにはいきません。必然的にお客さんが操作することになります。そんな時に限って対象のソフトウェアがプロトタイプだったり、開発途中のものだったりするのです。開発部門のスタッフは、いつエラーが出るか、いつ落ちるかとひやひやしながら見つめています。たとえリリース前の商品でも展示会に出品する以上、そんなことがあっては信用を失ってしまいます。


ちょっとでも危ないと感じたらすぐに割り込んで安全な操作になるように誘導したり、営業担当者に他のソフトウェアの紹介をするように頼んだりして、とにかくエラーが出ないように立ち回ります。展示会は参加する側だと体力的にはしんどくても気分的には楽なのに対して、出品する側だとかなり神経をすり減らすものになるのです。